腐乱死体
妻と2人で寝ていたら、突然寝室のドアが開き、入ってきたのは見たこともない男。
強盗。
しかし彼は我々を見ると、驚愕な眼差しでこちらを見るや否や手に持っていたナイフを投げつけ、訳のわからん事を喚きながら逃走を測ろうとしたため、投げつけたナイフを拾い、すかさず攻撃。右腕に斬りつけ、むねを突き刺そうとしたところで、彼は逃走。出血を抑えながらこちらを振り向き、鏡を見ろ!と叫びました。
状況も把握できず、半パニック状態の私、妻を心配しつつ、ふと鏡に映る自分達を見て絶句。
妻は腐敗した屍。
恐怖に慄き走り出そうとした私の肩にのしかかるように連れ戻そうとする妻の屍。
あまりの恐怖に絶叫したところで覚醒。
夢・・・
どうやらうなされていたようで、妻も起きてしまい、大丈夫?の一言。私はこれが現実なのか夢なのか、今夢でみた光景と同じ状況が目の前にあり、何がなんだか・・・
あまり夢は見る方ではないんですけど、久々に強烈なのを見て一瞬パニックになりましたねーよく日本の怪談話なんかでも死を受け入れられない時にあたかも生きているような錯覚というか、幻覚をみる話がありますけどまさにそんな感じ。
勝手に私に殺された妻は超元気ですけどね。
- 作者: 京極夏彦,笠井潔
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1998/09/14
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