落とし穴
俗に言う差し歯などを作る際、その歯を全周削り、型取りをし、次回出来上がりまでの間仮歯を入れておきます。この仮歯をTemporary crownと言い通称Tek(テック)と呼び、通常テックを作成するときは即時重合レジンという材料を使用します。粉と液を交ぜることにより化学反応が始まり1〜2分で硬化するプラスチックのようなもの。硬化時、発熱反応と重合収縮が起こります。重合収縮とは固まる際体積が小さくなることで、硬くなってぎゅって感じ(>_<)
色々な作り方はありますが、削る前に歯の形態が残っている場合、事前に型取りをしておき、削った後に型取りにレジンを流し込み、口腔内に型ごと戻し、硬化を待ちます。するとあーら不思議、削る前の歯の形をしたテックが出来上がりとなるわけです。しかしここにちょっとした落とし穴が(-"-;)
完全に硬化してしまうと重合収縮により歯から外れなくなるというとんでもないことになるのです。そこで私はだいたい75秒をめどに撤去、微妙な硬さのうちに外して硬化を待つようにしてるわけです。
実はここまでが今日は前置き。
その75秒をカウントする際声に出さずに頭の中で数えるんですが、最近いーち、にー、さ〜〜ん<`〜´> と思わずアホになってしまい、ぷっとなってしまうんですな。
不謹慎ですんませんm(_ _)m