テイスティング
我々が日常使用している歯科材料って多種多様ですけど、これらの材料は意外と美味しくない。しかも刺激が強くはっきりいって口に入れたくないものも少なくありません。それを患者さんに使うわけですから、それを使用する術者が味見をしていないのはおかしいと思い、基本的に自分の診療所で使用している材料は一通り味見済み。
まず刺激が強いのは即時重合レジンという仮歯や入れ歯にしようするプラスチック、それから入れ歯の裏打ちをするりベース材、このへんはシンナーっぽい匂いと刺激。
それから根の治療に使用するFCという薬剤は粘膜に付着すると痛いですし、根の洗浄に使用する次亜塩素酸ナトリウムも強烈。それから麻酔薬は結構苦い。
なにしろ口の中で使用するわけですから、使用方法を知っていて、危険度を熟知しているのはもちろんですけど、味を知ってるのも重要なんじゃないかなぁと思います。