インプラント
日本でインプラントと言えば人工歯根を指しますが、海外でインプラントと言ってしまうと豊胸手術に使うシリコンバッグもインプラントですし、カツラを固定する頭蓋骨に打つ固定源もインプラントと言うそうで、人工歯根はデンタルインプラントと言わなければならないようです。
それはさておき日本人のデンタルインプラントはとってもシビア。
骨の量が少なく狭小でピンポイントで手術しないとならないケースが多数、それと比較し、欧米人は骨量も幅も高さも豊富で長く太いインプラントを選択する事も少なくないそうです。
しかしながら最終的に求められるのはいかに快適に噛めるのか、そこが1番大事な事で外科処置はその一過程に過ぎません。そして快適に患者さんに噛んでいただくためには技工士さんの力が不可欠。
そんなわけで、技工士さんと共にデンタルインプラントの補綴に関する勉強会に参加させていただきました。
技工士さんはなぜその位置にインプラントを植立したのかあまりよくわかっていない事が多く、前述した骨の量や幅、抜歯後の骨の吸収具合を想定するとそこにプレイスせざる得ない状況を知らず、また我々歯科医師はそんな位置におけるインプラント上に被せ物を製作しなければならない技工士さんの苦労をあまりよく理解していません
そんなお互いが歩み寄り意見交換、なかなか面白い内容でした。
全ては患者さんのため、よりよい医療を提供できるよう明日からまた頑張りたいと思いますー(^^;;