インプラント

　昨晩は世の歯医者さん、みなNHK観たんじゃないすかね。私の母校がでてましたが、当時私が学生のころインプラントの授業なんて皆無でしたし、ましてや実習なんてありませんでした。大学病院内でも外科はA社のインプラント、保存科はB社のインプラントと学内での統一性もなく、なかにはインプラント自体否定的な意見すらありました。

　そんなインプラントもメジャーになり、一般的にも認知度が上がり、失った歯を回復する処置としての地位は確立されました。

がしかし、あくまでも自費診療、全体的な基準もなく、術者側もスーパードクターから凡人まで様々ですし、ケースによりイージーケースから難易度の高いものまで色々。しかもこれはあくまで外科手技にたいするもので、ここに更に咬合の理論をしっかり考えたかぶせ物を作れないと長期安定は望めず、また歯周病や全身管理といった総合力が求められます。
また最近では安価なインプラントを売りにする診療所も増え、そちらをチョイスする患者さんも少なくありませんが、安ければ安いなりにそこには韓国産や中国産のインプラントが使われているなんていう噂もあります。

昨日も言ってましたが、まずは自分の状況を把握して的確なアドバイスとより多くの治療の選択肢を提示して、そのメリットデメリットを説明してくれる、個々に合わせた治療を考えてくれる先生を探すのが一番かと思います。

さして番組を気にはしていませんでしたが、朝から実はOPEでしたｗ　偏った内容じゃなくてよかったと思います。

骨の厚み3.65mm　スプリット　苦労しました