仙台市青葉区の歯科医院 Your Dental Clinic仙台一番町 歯医者のひとり言

仙台駅前で開業する歯科医師です 仕事、育児、遊び、ジムなど 様々なひとり言を・・・

 in大崎

 数年前スウェーデンよりバクテリアセラピーという新しい学問が日本に伝わりました。バクテリアセラピーとは人間にとって有益な菌(乳酸菌)を体内に生育させることにより悪玉菌の数を減らし善玉菌を整え、肺炎や下痢、アレルギー、歯周病等の感染症疾患を予防、または治療を行う最先端の新しい医療技術。
アジアでは日本が最も早く、そして日本で今日初めてバクテリアセラピーセミナーおよび認定医試験が行われ、参加してまいりました。まぁ合格したかどうかは2週間後のお楽しみですが、まさか40間近で試験受けることになるとは(*^_^*)

 最近ニュースやバラエティでも様々な乳酸菌が特集され、ヨーグルトや乳飲料などに含まれ、先週末のニュースでは日本国内のインフルエンザ患者数が110万人に達したが、乳酸菌飲料を飲み続けているある町でのインフルエンザ罹患者が非常に少ないなんてことも報道されているように最近非常に注目されているのが乳酸菌です。

メインキャスターの小倉智昭が「火が付いても僕は知らないよ。これを見てスーパーに向かって走り出しているお母さんがもういるかもしれない」と苦笑した。インフルエンザが猛威を振るい始めている。東海地方を中心に患者が急増しており、東京都も昨日26日(2012年1月)、この冬初めてのインフルエンザ注意報を発令した。
そんな中で、子供たちのインフルエンザ発症率が全国平均の10分の1以下という町がある。有田焼で有名な佐賀県・有田町だ。なぜ発症率が抑えられているのか。
毎日飲んでる佐賀県有田町の子どもたち
森本さやかリポーターは「佐賀県全体では幼稚園から中学校までで、すでに32校がインフルエンザ4 件による休校となっています。でも、有田町は休校はゼロで、2699人いる園児や児童のうち、インフルエンザ4 件に感染しているのはわずか4人です」と伝えた。

そこで、町内の幼稚園で園児たちに風邪をひかない秘密を訊ねると、口を揃えて「r-14 件を毎日飲んでいるから」という。R-1とは何か。有田共立病院の井上文夫院長は「もともとは呼吸器感染症を防ぐ乳酸菌でした。これがインフルエンザ予防にも効果があることがわかりました」と説明する。


じゃあなぜに我々歯科医師がなぜ乳酸菌?

以前もブログに記載したLロイテリ菌ってのが乳酸菌の1つなんですけど、このロイテリ菌が虫歯菌や歯周病菌の数を減少させることが証明されました。いまや歯周病は国民の8割以上が罹患する国民的疾患、しかも口だけに留まらず全身に多大な影響があることが判明し、医科では歯周病の治療は歯科ではなく医科でやるべきだという意見さえ出てきているほど。
そんな歯周病は糖尿、動脈硬化、誤嚥性肺炎、早産、悪性新生物などと関わりがあり、メタボリックドミノの上流に位置する虫歯や歯周病をコントロールすることは病気を予防する意味で重要な位置づけであり、虫歯や歯周病といった口腔内細菌のコントロールが重要な意味を持ちます。

ということでいち早く認定医として私が担当させていただいている患者さんたちに情報を還元できればと思った次第。

ちなみにメタボリックドミノとは一つに疾患が他の疾患の引き金になり次々とドミノ倒しのように病状が悪化し、最後には・・・という考え

とりあえずはれてバクテリアセラピストになれたらご報告しますね

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