レベル7

４月12日（ブルームバーグ）：東京電力福島第一原子力発電所の放射能漏れ事故について日本政府は12日、評価度合いを最悪の「レベル７」に引き上げた。放出された累計放射線量を集計して再判定した。旧ソビエト連邦のチェルノブイリと並び史上最悪の原発事故に位置づけられたことになる。
経済産業省の原子力安全・保安院と原子力安全委員会が共同会見で明らかにした。原発の事象・事故は、国際原子力事象評価尺度（ＩＮＥＳ）で１−７の段階に分けられ、「深刻な事故」を示す７は放射性物質の大規模な放出などを示す。対象は福島第一原発１−３号機で、３月18日の段階で５としていたレベルを今回２段階上げた。
福島第一原発からの放射線総放出量（ヨウ素131換算）は保安院試算で37万テラベクレル、安全委試算で63万テラベクレルになり、レベル７に当たる数万テラベクレルを超えた。保安院の西山英彦審議官は同時に、放出総量はチェルノブイリの１割程度だとして、原子炉自体が爆発したチェルノブイリと福島第一は「相当異なる」と強調した。
福島第一原発の現状について東電は会見で「原子炉冷却作業は安定的だが、１−３号機の冷温停止時期は見通せない」と語った。松本純一原子力立地本部長代理は、放射能放出を止められないため原子炉内に残る放射能量から見て、放出総量が「チェルノブイリを超える可能性もある」との懸念を示した。1986年のチェルノブイリ事故での放射能放出量は520万テラベクレルだった。
「非常に深刻」
３月11日に発生した東日本大震災で福島第一原発は、外部電源が止まって原子炉冷却機能が失われ、非常用炉心冷却装置も動かなくなった。12日に１号機建屋で、14日には３号機建屋で水素爆発が起きた。15日には２号機建屋で爆発が起き、この爆発で16日にかけて「全体の総放出量のうち相当部分が出た」と安全委は見ている。安全委はこのため「現段階では放出量は相当小さくなっていると見ている」とも指摘した。
79年の米スリーマイル島事故は「施設外へのリスクを伴う事故」を示すレベル５、99年の日本の民間ウラン加工施設ＪＣＯの臨界事故は「施設外への大きなリスクを伴わない事故」であるレベル４に評価されている。97年の旧動燃東海事業所アスファルト固化処理施設の火災爆発事故は「重大な異常事象」を示すレベル３、91年の関西電力美浜原発蒸気発生器伝熱管損傷事故は「異常事象」を示すレベル２、95年のもんじゅナトリウム漏洩事故は「逸脱」を示すレベル１になっている。
枝野幸男官房長官は都内で記者団に福島第一原発について「事故の形態はチェルノブイリとは異なる」と述べた。東電福島第一原発では原子炉の圧力容器や格納容器が爆発したわけではない。枝野官房長官は同時に「健康被害出さないよう最優先に取り組む」とも述べた。
福島第一原発では11日、マグニチュード7.0の地震が発生して外部電源が止まり、１−３号機原子炉への注水が50分間中断した。東北地方太平洋沖地震の余震は続いており、事態は予断を許さない。国際原子力機関（ＩＡＥＡ）の天野之弥事務局長はＮＨＫのインタビューで、福島第一原発について非常に深刻との見方を示した。

昔のwin95のころってHDD容量4Gくらいで、記憶媒体として主流のフロッピーは1.44MBだったと思います。データ量が多くなり、CD-Rで700MB、全然たらなくてDVD出現！こいつが4.7G〜9.4G　そしてブルーレイは50Gです。それに伴いHDDも大容量化し、500G、750G、とうとう1000G！つまりこれが1TB（テラ）です。PCバカな私が使ってるHDDは1TBを2つでRAID構成。
そんなことはどうでもいいんですいが、それくらいでっかい数字を表すテラで福島は37万テラ(*_*)
チェルノブイリは爆発して拡散したので、意味合いが違うって報道のようですが、問題ない、安全だ、影響はない、レベル7で影響ないの？ほんとに。