また?
殺虫剤インゲン 袋に穴なし…混入、誰がどの段階で?
10月16日8時3分配信 産経新聞
冷凍ギョーザに続き、再び食の安全が脅かされた。15日、明らかになった中国製冷凍インゲンへのジクロルボスの混入。製造元の中国食品会社は内部調査を開始するとともに日本への出荷を停止した。警視庁も捜査に乗り出したが、混入経路は不明のまま。消費者の不安は募るばかりだ。
中国製冷凍インゲンから高濃度の殺虫剤ジクロルボスが検出された問題で、検出された殺虫剤が高濃度だったことから、人為的に混入された疑いが強まっている。袋に穴を開けた形跡がないことから日本国内での混入は考えにくいが、中国での生産工程でジクロルボスは使用されていなかった。誰がどの段階で混入したのか。警視庁は生産工程をたどりながら混入の経緯を調べている。厚生労働省によると、検出量は輸入を許可する上限基準値の3万4500倍。体重50キロの人が217グラム口にすると半数が死亡する実験データもある。警視庁で問題となったインゲンの包装袋を調べたところ、被害を訴えた主婦がはさみで開封した以外に、穴や傷が確認できず、袋のべた付きなどもなかった。
主婦が購入した日と同じ日に、同じイトーヨーカドー南大沢店で販売されたのは全46袋。被害がでた1袋以外の商品にも袋の破損や穴などの異常は見当たらなかった。陳列段階で混入されたことを疑わせる形跡は現時点ではない。ジクロルボスを含む有機リン系殺虫剤は毒性が強いなどの理由で世界的に生産、使用とも減少傾向。国内では劇物指定され購入が制限されるほか、厳重な保管が義務付けられている。だが、安価で効力が強いことから中国では一般的に使用されているという。中国での混入の可能性が疑われるが、輸入元のニチレイフーズでは、インゲンを生産した中国の農場と冷凍処理した工場のいずれでもジクロルボスが使用された記録はないとしている。
中毒に詳しい筑波大の内藤裕史名誉教授は「故意に混入された可能性もあるが、ずさんな使い方で高濃度の液が付着した可能性も否定できない」と指摘している。
餃子の記憶が薄れつつある現在、また強烈なニュース。たぶん中国は否定するでしょうが、日本国内での混入はあまり考えられないと思います。確かに昔のグリコ森永事件の模倣犯でも現れれば話は別ですが。
餃子以降私もスーパーで買い物する際には、原産国や生産地など確認するようになりました、特に子供が小さいので何かあったら大人より少ない量で致死量になることも考えられますから、十分注意は必要だと思います。しかし、あまりにも中国に依存しなければならないという日本の体制にまず問題があると思います。食物の自給率が低い国ですから、国内で全てはまかないえない状況、この点の改善および、人件費の問題を解決しないといずれ大きな社会問題に発展するのではないでしょうか?
何しろ多少汚れていても口に入れて問題ないですよ、ってものならばまだしも殺虫剤では食べられません。
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