健奉塾
昨晩は月一恒例の勉強会、震災もあって久しぶりですが、昨晩のテーマは包括医療。
私と歯科人生がほとんど同じ矯正の矯正の先生の話でしたが、日本の歯科医療は一人包括医療が基本。アメリカのように外科専門医、補綴専門医、保存専門医と細分化されておらず、なんでも一人の歯科医師が最初から最後まで行ってしまうのが日本の歯科。
なんでも一つの歯科医院で済んでしまうという利便性はあるかもしれませんが、究極の専門性に欠けるのが問題点。そんななかで一般歯科医がほとんど手を出さないのが矯正治療。日本の歯科大では矯正の授業が少なく、卒後実践で活かせるほど講義や実習がないので、矯正だけは矯正科に残って学位取得した先生が行うのが基本です。しかし矯正の先生は一般歯科をやってはならないような風潮があるのも事実でして、そんな暗黙の常識を打ち破り、外科から矯正や予防などすべてを自らこなしてしまうのご昨日の先生。
入院を伴うような症例は勿論紹介し、本来の包括医療となるわけですが、やれることはなんでもというか、なんでもやってしまうあたりが、なんかすげーなぁなんて感じながら拝聴いたしました。
どうがんばっても私には矯正治療という力はありませんので、ここぞというときに歯が動かせるというのはすばらしい能力だと思います。私の場合矯正が必要なケースは本来の包括医療、自信の矯正医でもあるDrSにお願いとなります。
40目前にして矯正の勉強してみようかと最近考えている次第・・・