豚インフル
メキシコからの到着便、乗客・乗員全員を検疫
豚インフルエンザの水際対策を強化するため、厚生労働省は27日、メキシコから国内に到着する航空便に対し、機内で乗員・乗客全員への検疫を行うことを決めた。
メキシコから国内への航空便は、メキシコ市から北部のティフアナ経由で成田に到着するアエロメヒコ便と、やはりメキシコ市からカナダ・バンクーバー経由で成田に到着する日本航空便で、水曜日と土曜日に週計4便が到着する。
既に25日の便から、到着ゲート前などでサーモグラフィーを使った体温測定を行っているが、同省は、さらに入念なチェックが必要と判断、29日早朝の到着便からの機内検疫実施を決めた。
到着後、医師や看護師らが機内に入り、携帯型のサーモグラフィーで全員の体温を測定。体温が高い人には検疫所で詳細な診断を行う。
また、機内では日本の領空内に入った段階で、名前や住所、連絡先、体調などに関する質問票に記入してもらう。
かなり深刻な状況になりつつある豚インフルエンザ、日本でも検疫強化をし始めたようですが、こういうのって完全に防ぐのは難しいと思います。現在のサーモグラフィーでは発熱していなければわからず、感染してるが発症していない状態で入国、数日後に発症すれば確実に感染拡大します。だからといって渡航者を数日間一定の場所に隔離し、発症の有無が確認できるまで入国させないってわけにもいかないですし、当然人権等の問題にもなってしまい日本ではそういったことに対する判断や対処が遅れているかもしれません。意外なのはインドで、国民の数も多く日本と比較して不衛生なイメージがありますが、鳥インフルエンザのような感染拡大する可能性のある人は人権を無視してでも隔離して構わないという法律があるそうです。なんだか映画のような物々しい考え方かもしれませんが、人が多くひしめきあいまたあまり衛生的ではない国だからこそそういったところでしっかりとした対策をしなければならないのかもしれません。
何しろ目に見えないウィルスだからこそ、なかなか防ぐ手立てが乏しく見えないからこそ急速に拡大する傾向がありますから、まずは人ごみの多いところは避け、また時期的に海外への渡航者が多い時期ですので十分に気をつけなければならないと思います。
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