チャンピックス
実は1週間ほど前から禁煙しております。あるセミナーで休憩時間に喫煙したところ、近くの方に
「医療関係者がいまどきタバコ吸うなんて珍しいですね、どうやって患者さんに禁煙指導なんてするんですか?」
と間違ってはいないですが、非常にいやらしく言われてしまい、かなりショックでした。これがきっかけで何としても止めてやると決めたわけです。ただ約16年吸ってきたものをいきなり一人で止めるのは難しいかなぁと思いつつ悩んでいたところ、妻の一言
「禁煙外来いきなよ」
なるほど〜ってなわけで、現在通院中でチャンピックスという薬を服用しております。いままではニコチンガムやパッチにより煙を吸わずに体内に少量のニコチンを入れつつ禁煙をするのが主流でしたが、今回私が服用しているのは簡単に申しますとタバコを吸ってもおいしく感じなくなる薬でして、いまのところ無理なく禁煙が続いております。
体的には平気ですが今後精神的な部分をうまくコントロールしないといけないと思います。今後も禁煙状況は随時更新していきますのでよろしくお願いします。
ってすぐ挫折したりして・・・
チャンピックス錠について
禁煙補助薬として発売されている貼るタイプの薬(禁煙パッチ「ニコチネル」)や、ニコチンのガム(「ニコレット」)は、ニコチンを含んでおり、禁煙でニコチンの離脱症状が生じるのを和らげて禁煙を助けます。一方、チャンピックス錠には、ニコチンはまったく含まれておらず、これまでの禁煙補助薬とは異なります。チャンピックス錠は、タバコを吸いたいという気持ちを抑えたり、禁煙によるニコチンの離脱症状を軽減します。また、チャンピックス錠を服用中に喫煙すると、タバコから得られる満足感が抑制されます。
その作用を詳しくご紹介すると、喫煙行動は、脳内のα4β2ニコチン受容体が関係し、ここにニコチンが少なくなると、ニコチンが欲しくなりタバコを吸いたくなります。
チャンピックス錠はこの脳内にあるα4β2ニコチン受容体にニコチンの代わりにくっつき(作動薬としてはたらき)タバコの離脱症状を軽減します。
また、服用中、タバコを吸ってニコチンを体内に入れた場合、チャンピックス錠はα4β2ニコチン受容体にくっつき(拮抗薬として働き)ニコチンがくっつかないようにして、タバコを吸ってもあまり満足感が得られなくなります。
(このように、この薬は、α4β2ニコチン受容体の作動薬であり拮抗薬でもあります。)
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