付録
毎月購読している歯科雑誌にここんとこCT画像診断の特集が掲載されておりまして、興味深く読んでおりやす。インプラントの術前診断には欠かせないCTですが、読影するにはコツというか、頭の中で3次元的に合成する必要があります。
撮影が終わり、データを診断用ソフトに読み込ませると、X軸、Y軸、Z軸の設定された切断面(歯科用CTの切断幅は1〜1.5mm)が表示され、カーソルを動かすとそれぞれの写真がリンクして動いていく仕組み。
顔を正面から見て縦と横と横顔を縦にそれぞれ1mmづつスライスし、その切断面を1枚づつ表示するわけです。このお互いに対応する写真を見ながら頭の中で3次元的に構築し全体をイメージする必要があります。
慣れれば大した事はないのですが、患者様に見ていただく際、どうしてもイメージしにくいことがあり、なんかいいツールないかなぁと感じていたんですけど、その雑誌に面白いもの発見。特集の最後に型紙でできた付録で、切って組み立てるとCTをイメージしやすい立体模型になるというもの。なんか子供の頃の付録つき雑誌や学研が懐かしくなってしまいました。
まぁ付録なのでチープな感じですけど、一つのツールとして働いていただきたいと思います。