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赤ちゃんポスト許可　国内初、熊本市長発表へ
4月5日16時20分配信産経新聞

　親が育てられない新生児を匿名で預かる「赤ちゃんポスト」（こうのとりのゆりかご）について、熊本市の幸山政史市長は５日午後、設置の許可を正式に発表する。同市の慈恵病院（蓮田太二理事長）が設置を申請していた。ドイツなど欧米各国では同様の取り組みが既にあるが、国内での本格的な施設は初めてとなる。
　「捨て子の奨励につながる」など反対意見もあるが、熊本市は、赤ちゃんを預ける行為が保護責任者遺棄罪に当たらないかなど、法的問題を国に確認した上で許可は可能と判断した。
　慈恵病院は新生児の産み捨てなどを少しでも減らそうと、同様の施設が稼働しているドイツを視察した上で設置を計画。
　病院の外壁を改造して外から開けられる扉を付け、赤ちゃんを養育できなくなった親が匿名で預けられるよう、昨年１２月、医療法に基づく施設の変更許可を熊本市保健所に申請していた。
　「命を救うための緊急措置」と説明する同病院には、賛否双方の意見が寄せられている。政府は「法律上問題があるとはいえない」との立場だが、安倍晋三首相が２月に「大変抵抗を感じる」と強い反対姿勢を示した。

確かに法律上は問題ないんでしょうけど、私個人としてはすんなり受け入れられません。色々な事情があるでしょうから、一概に反対もできないんでしょうけど、自分の子供を実質捨てるのとなんら変わりはなく、そういった事を考慮すると、そんなに多くの利用者がいるとも思えませんが・・・怖いのは近い将来、この制度が例えば全国で行われ、安易に子供を預ける方が増えてしまったらどうなるんでしょうか？
そして、問題となるのはこの子供がもし将来自分の生い立ちを知ってしまった時のことを考えると、かなりショックなんじゃないかと思います。