仙台市青葉区の歯科医院 Your Dental Clinic仙台一番町 歯医者のひとり言

仙台駅前で開業する歯科医師です 仕事、育児、遊び、ジムなど 様々なひとり言を・・・

 なんだかなぁ

 
 昨晩、歯科医師会の保健講習会に参加してきたんだけど、これは今年4月の保健改正以降毎月のように行われている定例会になっている。なぜかって、毎月毎月内容が変更するからなんです(-_-;) はっきり言って見切り発車で行われた改正なので、後から後からボロが出まくり。それで変更されるたびに我々はそれに合わせて診療を変更させるんだけど、先月駄目!って言われてたものが今月からはOKとか、今月からこれはやっぱやっては駄目!とかなるので、非常に困る(T_T) 患者さんだって同じ処置してるのに、中には先月だと一部負担金が安かったが今月は値段が上がるなんてものもあるんですよ。勿論その逆もあります。どうにかならないもんかね〜って感じです。
 
 だいたい平成22年までに(たしか22年だったと思います)レセプトの電算処理を国は目指してるんですが、どうゆうことかというと、保険診療を行うと、毎月それぞれの患者さんの治療内容や病名を記載したカルテのような物を必ず作成し、それを各保険団体に郵送し、そこで内容に不備がないかチェックされ、診査に通ればそれぞれの団体から診療報酬を頂く仕組みなんですが、これを郵送ではなく、データ化しネットを介して通信のみでやりましょうという試みなんです。
 紙の無駄遣いもなくなり、郵送料もかからず、なんか良いことのように聞こえますが、私はネットはやばいと思いますよ。最近、大会社や市町村等から顧客データや住民台帳の流出がよくニュースになっていることを考えると、それぞれの各個人病院や大学病院からデータが送られるわけですからデータ流出の可能性が飛躍的に高くなると思います。しかもその内容はレセプトですから、名前、生年月日は勿論のこと、その人の抱えている病名まで流れ出る可能性があるわけです。例えば、本人は告知されていないのに、癌であることが流れてしまったら・・・本人が知ってしまうのは勿論、それを悪用する何かしらの悪徳業者に流れたら・・・様々な可能性が考えられると思います。
 
 現在、カルテ入力用のコンピューターは基本的にネットには繋がないのが当たり前のことで、これはハッキングによる、患者データの流出防止のためですが、これらのPCがいずれ皆ネットに常時接続となるわけですから、かなりのセキュリティーを確保しないと危険だと思います。今回の改正のように見切りで始めると大変なことになると思うんだけどなぁ。


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