すげーのがでたな
つい最近まで仙台でも公開していた人体解剖展。私も勿論行ってきました。まず一言で言うとものすごい技術で、驚きました。なにしろ我々歯科医師も学生時代全身の解剖は経験しているのですが、以外ときれいに解剖するのは大変なことなんです。その観点から今回の解剖展をみるとまさに驚愕の技術って感じです。全国で順に公開しているようなので、近くで公開された時は是非行ってみてください。
ところでこの解剖をする上で、今まではホルマリンに漬けて凝固させて解剖保存が行われていたのですが、最近はプラスティネーション(Plastination)というドイツのグンター・フォン・ハーゲンス博士によってハイデルベルグ大学で研究がすすめられ、1985年に実用化された標本製作技術が主流のようです。身体を構成している水分と脂肪分をプラスチックなどの合成樹脂に置き換えてつくり、人体をプラスティック化することで腐敗を起こしたり悪臭を発生することもなく、生物全体をできるだけ生きた状態に近い形で半永久的に保存できるようにするというもの。今回の解剖展にも、この技術が生かされております。
そのグンター・フォン・ハーゲンス博士のDVDが発売されました。計4巻でほんとに解剖してるさまをそのまま映像化したドキュメンタリー作品です。ココにいくとサンプル動画がみれます。結構厳しい内容ですので苦手な方は避けられたほうがよろしいかと思います。
でもこのDVD医学部や歯学部なんかで使用したら結構いいんではないかと思いますが、一般向けに販売してどうするんだろう(-_-;) 売れるんだろうか?
人体解剖マニュアル ~一目でわかる人体の不思議~ DVD-BOX
- 出版社/メーカー: デックスエンタテインメント
- 発売日: 2006/08/18
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