時間配分
最近の歯科医院はほとんどが予約制。普通の医科の場合、先生が診断して点滴や注射は看護師の仕事、レントゲンはレントゲン技師の仕事、と分かれている。勿論、手術や処置は先生がやるのだが・・・それに対して、歯科の場合90%以上の仕事を歯科医師が全てやらなければならないので、患者さんお一人あたりの診療時間がどうしてもかかってしまう。そのため、予約制を導入している歯科医院が多いのである。インフォームドコンセント(治療内容をよく話し合って、納得した上で治療を進めましょう、というもの)が重要な時代、来院されたら本日の治療内容をレントゲン等を見ながらご説明し、麻酔が必要なら麻酔をして、処置をして、最後に次回の治療内容をお話する。という流れなので、どうしてもお一人あたり最低30分はかかる。
もしここで15分遅れて来院されると時間が足りなくなり、次のご予約の患者さんに迷惑をかけてしまうことになりかねないのである。
勿論、歯科医師の時間配分が甘くて、時間オーバーしてしまい、せっかく早く行らしていただいた患者さんに迷惑をかけることもあるが・・・だから私は極力時間厳守で診療を行うよう日々努力している。幸い当医院の患者さんはほとんどが時間通りに来院されるのでありがたい限りだ。
因みに、1番時間がかかるのは初診の方である。来院されたらまず問診表の記入、カルテの作成、そこで診療室に入っていただき問診表を元に、主訴をはじめ、全身的な健康状態や気をつけて欲しいこと、お約束できる時間帯、いつごろまでに治療を終了したいか?等様々な情報を収集し、その後口の中の状態を確認して、必要ならレントゲン撮影したり、歯茎の検査を行ったりし、そこから初めて治療を開始するので結構時間がかかるのである。
このような事情が歯科にはありますので、皆さん歯科を初めて受診する際には予約をしてから受診したほうが、じっくりお話が聞けて納得のできる治療が受けられると思います。
なんかえらそうな事書いちゃいましたけど、切実なお願いです。せっかく数ある歯科医院の中からどんな理由であれ、当医院を選んでいただいたのだから、100%満足いただける治療をしたいと考えていますので、書いてみましたm(__)m
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