半導体レーザー
私の使用している歯科用レーザーは半導体レーザーですけど、レーザーと一言にいっても、その波長により使用目的や作用部位が異なります。
例えば日本でなぜかメジャーな炭酸ガスレーザーは10600nm、私が使用している半導体は940nm、そして私が欲しいwaterlaseは2780nmと様々。
蛍光灯の光も波長ですが、その方向はバラバラ、レーザーは1つの方向性を持った光で、波長により吸収する組織が異なります。因みに半導体は歯肉などの軟組織に吸収されやすく、かつ深部到達性がありますが、金属とは全く反応しないという性質。
つまり、歯茎の処置やインプラント周囲の歯肉トリートメントや2次OPEに最適です。waterlaseは硬組織に吸収され、歯牙の切削に最適です。
つまり上記の2波長があれば、言うことなしといったところでしょうか。
因みに半導体レーザーしかまだありませんけど、使用しない日はありません、ちっちゃいけど、うちの病院ではいい仕事してくれる奴ですね。