嘘はいかんよ

　日本の良い部分でもあり、悪い部分でもある保健医療制度。一定率の保険料を納めることにより、お金をプールし、誰かが医療を必要としたときにそこから約７割を使用し、自己負担は３割で国のどこにいても同様の医療が受けられる（あくまでも机上の話）日本の健康保険制度。オバマ大統領はこの日本の制度に目をつけオバマケアと名付け国民皆保健制度を打ち出していますけど、自由を尊重するアメリカでは反対の声も少なくありません。

　安価に適切な医療を受けることができる画期的な制度かもしれませんけど、いつでも安価に医療を受けられるという気持ちが病への予防を怠り（もちろんこれだけではありませんけど歯科に限って言えばこの傾向は強いんではないかと思います）日本の保健医療制度自体をも破綻させかねない状況にあります。
これに対し保健診療の対象としない自由診療というものがあります。特に歯科ではよくある話で、最低限噛めればいいんだから奥歯は銀歯でという保険制度に対してあくまでも歯は白いんだから白いものをと望む患者様には自由診療でのかぶせ物となります。

本来極力元ある形に戻すのが医療行為とするならば白い歯が当たり前でこれを保険でもいいんじゃないかと私は思うんですけど、現状の医療費内では間違いなく受け入れてもらえない話。なにせ基本的に死に関わらない歯科は厚生省にあまり相手にされていませんから・・・

さて今日のお話は愚痴ではありませんｗ

これを逆手に取る歯医者のお話

実はコンバット後、友人から
「歯医者で今治療しているんだけど、奥のかぶせ物は保険が使えないから５万円用意してください」と説明されたんだけどどうなの？って相談
いやいや金属でもよければ大臼歯という奥歯は金属だけど、小臼歯といわれる奥から３と４本目はまるまる被せるだけなら白くする事も場合によっては可能だよと。

医療行為を担う者として情けない、医療行為とはどうしても医者が偉くて患者さんが弱者になる傾向がいまだにあり、対等な立場でものを言えない傾向が一部あり、これが医者から患者さんへの金銭的要求になりかねない部分もあります。
こういった話レアなケースではなく、結構セカンドオピニオンで遭遇することも少なくありません。あまりにも要求が高く保険では対応できませんからとご説明することもないわけではありませんけど、医者は医療行為を担う者として患者さんを食い物にするような悪質な行為は医者としてありえないと思うんですけどねぇ