ソケットリフト
副鼻腔という言葉を聞いたことがある方もいるかと思いますが、鼻と交通する空洞でして、4種類の副鼻腔があり、なかでも最大の大きさをほこるのが上顎洞という空洞です
名前の通り上のあごの骨の中に左右対称性に存在し、この空洞が炎症を起こすと、俗にいう蓄膿症となります。
さてこの上顎洞インプラント治療を行う際に、障害になることがあります
インプラントを上顎の特に臼歯部に埋入する際、上顎洞の底の部分までどれくらいの骨量があるかによって難易度が変わるというか、本来ならば最低でも空洞までの距離が10mmは確保したいところですが、それ以下だった場合、洞内の粘膜だけやぶらぬように底上げし、そこに人口骨を転入して、粘膜のかさ上げを行い、そこにできたスペースを利用してインプラントを埋入します、これをソケットリフトという術式で本日行ったんですけど、空洞までの距離が2mm 緊張しました
丁寧に丁寧に粘膜を持ち上げてどうにかOPE終了
破れた形跡もなく、無事終了となりました
患者さんの了承を得て掲載しております