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　本日6／4は虫歯予防day　べたと言えばそれまでですけど、一応歯医者やってますんで、虫歯の小話を。
戦中戦後は虫歯で歯を失う人がほとんどだった日本において現代では虫歯で歯を失う人はほんの一握りまでになりました。
その代わりといってはなんですが、9割以上が歯周病にて歯を失う現代。歯周病とは読んで字のごとし歯の周りの組織の病ですが、歯を支える組織の疾患で歯肉の炎症や根を支える骨の感染症。要は磨き残しが原因でしょ？って事になるんですけど、意外とそんな単純な話でもありません。勿論細菌の塊であるプラークは1つの因子ですけど、喫煙だったり、基礎疾患だったり、ストレスだったり歯列不正だったり、年齢だったり、性別もあるし、家族因子もあれば遺伝もあり、あらゆる因子が関与する中で、最大の因子は力。

　こいつが一番ネックでして、何かに集中しながら噛み締めるTCHや夜間の歯ぎしりや食いしばりなどなど、自らの力で歯周組織を破壊する現代人の多さに、日々の臨床で毎日のように遭遇する力の恐ろしさに驚かされます。

毎回毎回同じようなお話を患者様にしますが、削らず、抜かず、ただお話しして気づいてもらうだけで改善する可能性のある力のコントロール、皆様怪訝な顔をされます。だって痛いって来院されてるのに、何の処置もしないで咬まないようにしましょう！力をぬきましょう！って語るだけｗ　ご本人に気がついてもらえば収まる可能性が高いケースがほとんど。保険上お話はタダですけどそれで痛みがなくなるのであればこれも治療ですｗ

それだけ世の中ストレス社会になったんでしょうか・・・

あ、虫歯の話してないしｗこんどまたゆっくり虫歯のお話を