様々
昭和において歯を失う最大のリスクは虫歯でしたが、最近では虫歯は影をひそめ歯周病がダントツ1位。そんな歯周病はただ歯を磨けば治りそうなイメージが先走りしてますけど、そこには様々なリスク要因が潜んでおります。特に問題なのはpower。食事の際の咬む力ではなく無意識な時間帯の力が問題。自分で気づかぬ間に自分で自分の歯をいじめてしまい歯周病を悪化させる結果に!
ちなみに通常力のコントロールができている、つまり咬み癖などのない方ですと上の歯と下の歯が接触する時間は24時間中平均17分だそうです。1日3食でもカチカチ咬んでる時間はほんの僅か一度の咀嚼でコンマ何秒といったところ。その積み重ねでも17分ですが、例えば日頃から歯と歯を接触する癖のある方はトータルで3〜4時間にもなります。3時間としても通常の9倍歯を酷使していることになり、これが数カ月、数年となれば歯だけ寿命をむかえます。
まぁそれだけではないですが、powerコントロールは重要なファクターの1つ
それでもやっぱ歯ブラシは重要でして、我々歯科医は日々口うるさく磨きましょうね!って言い続けながら、より細かいところが磨けるブラシを考案してきました。
そんな考え方と逆行した歯ブラシを先日のデンタルショーで発見。
でかい!
根本的に歯を磨く習慣のあまりない方への歯ブラシだそうで、まずはでっかいヘッドでざっくばらんに磨くことを目的にしたブラシなんだそうです。
逆転の発想ですよね、なるほどなぁって感心した歯ブラシ、その名も元気!面白い(*^_^*)