じゃないの？？

［サンフランシスコ　４日　ロイター］　米アップル(AAPL.O: 株価, 企業情報, レポート)が４日発表した高機能携帯端末（スマートフォン）「ｉＰｈｏｎｅ（アイフォーン）」の新機種「４Ｓ」は、処理速度やカメラの画素数などが向上。同社はこうしたハード面の改良で、成長著しいグーグル(GOOG.O: 株価, 企業情報, レポート)のアンドロイド端末との差を際立たせたい考えだ。

　しかし、発表イベントで観衆が最も驚いた機能は、「Ｓｉｒｉ」と呼ばれる音声認識技術だった。

　イベントでは、カレンダーの管理や天気予報のチェックなど、４Ｓのユーザーが端末と「会話」するさまざまなシナリオを挙げて、実演が行われた。

　イベントに出席したフォレスター・リサーチのアナリスト、フランク・ギレット氏は、この音声認識をかなり大きなステップだとし、「端末と意思疎通できるとは、ただ触ったり指を横に滑らせたりするより、できることが広がった」と話す。

　こうしたハイテク技術によって、４Ｓが消費者の目に必携アイテムと映り、競合他社と差別化できるかは、まだ分からない。ＣＣＳインサイトのアナリスト、ジョン・ジャクソン氏は、「Ｓｉｒｉが購入を決断するために十分（な機能）かははっきりしない」とした上で、「よい機能だが、歴史的に見ると、この技術はそれほど多く使われていない」と、否定的な見解を示した。

　確かに、音声認識は新しい技術ではない。読み上げた言葉をパソコン上で文章化するソフトは、１０年以上も前から提供されている。ガーミン(GRMN.O: 株価, 企業情報, レポート)製カーナビなどのローテク端末でも音声機能が付いている。

　グーグルは１年以上前に、アンドロイド端末向けに音声認識技術を導入し、最近ではウェブ上の検索エンジンでも同様の機能を開始した。しかし、前出のギレット氏は、アップルが同技術を単に話し言葉を認識する以上のものに引き上げたと指摘。Ｓｉｒｉは人が発した言葉を元に行動を起こすことができ、真の「パーソナルアシスタント」に近づいたと語った。

　デモの中でアップル幹部が、今日レインコートが必要かどうか質問すると、４Ｓはそれに対して「今日はどうも雨になるようです」と回答。

また、会場で流されたビデオでは、ジョギング中の人が４Ｓに「正午に予定を入れて」と告げると、ロボット的な女性の声が、既にその時間には予定が入ってると答える様子も紹介された。

　アップルによると、Ｓｉｒｉまず、英語、フランス語、ドイツ語に対応し、対象言語は間もなく拡大される予定。

　イベントではこのほか、近くサービスが始まるオンラインストレージサービス「ｉＣｌｏｕｄ（アイクラウド）」についても詳細が発表された。同サービスで、ｉＰｈｏｎｅやタブレット型端末「ｉＰａｄ（アイパッド）」のユーザーは、音楽や写真、データをアップルのリモートサーバーに保存できるようになる。同様のクラウドサービスは、グーグルやアマゾン・ドット・コムも既に提供している。

　ガートナーのアナリスト、バン・ベイカー氏は、あらゆるハード面での進化はさておき、４Ｓを際立たせているのはＳｉｒｉだと指摘。「極めて最先端を行っている。彼らは基準を引き上げた」と評価した。

なんか速報で知ったんですけど、ずっこけちゃった。5じゃないの？4のちょっとした改良版？なんとも微妙な感じがしてなりません。うーーーん3GSの私は今が替えどきなのか、もうちょっと待つべきなのか・・・悩む