人材不足

　うちを担当してもらっている外注技工所の技工士さんと話しをしている際、話題になったのが技工士不足問題。入学希望者の激減に伴ない、日本各地で技工士学校が廃校になり、年々若い技工士さんが減っております。例え卒業し、就職したとしても環境の悪さや見合わない仕事と見切りをつけて離職し、全く異なる職種に転換する人も少なくないようです。
ですから、人手不足のため募集をしても、就職希望技工士は５０〜６０歳の方ばかりだそうで、最新の技術や向上心はなく、なかなか雇用とまではいかないそうで、そういった事情から、一人当たりの仕事が増え、過剰労働を招き結果更に離職者が増えるという最悪な状況。
ですから、以前は１週間後に完成、患者さんへ義歯や差し歯のセットができたんですが、最近は２週間後じゃないと完成できないなんてこともあります。このままですとかなり大変な状況がもうそこまできています、我々歯科医師も技工士さんとうまくコラボして生き残りつつ上を目指しながら若い技工士を育てるようなシステムを考えていかないとならないじゃないでしょうか・・・

デンタルスペシャリスト 歯科技工士への道