講習会
4月から健康保険の改正に伴う、保険講習会が昨晩開催され、参加してきました。これが解らないと4月からの診療に支障がでるだけあり、仙台市内の先生方ほとんどが参加されたと思われます。
以前も書きましたが、やはりマイナス改定です、訪問診療など、日々臨床の中ではほとんど行うことのない点数だけ上がり、頻繁に行う診療点数は引き下げといった状況です。医療費抑制したいのはよくわかるのですが、少しずつ少しずつマイナス改定を行っており、このままいくと近い将来歯科における保険診療は破たんすると思われます。最近では保険医を辞め、自費専門になる先生もちらほろ見受けられ、自費専門で生活できる先生はまだいいですが、通常私のような医師は自費専門なんてやったら、閉院せざるをえなくなるのは必至です。患者様も保険診療を行わない医師が増えれば医療費が高額になりますから、お困りになるのは間違いなく、その場しのぎの改正を続けているととんでもないことになりそうな予感です。
それでも金持ってるんだから何言ってるの?と思われるかもしれませんが、今の歯科医師はそんなこと全然ありません。厳しい状況の中自転車操業といった状態ですし、先進国の中で日本の歯科診療報酬は最低で、アメリカやヨーロッパ諸国では報酬の桁が違うのが現状です。歯科業界以外の方にはなかなかご理解いただけない内容かもしれませんが、ほんとに厳しいんです・・・
- 作者: 歯科保険研究会
- 出版社/メーカー: 医歯薬出版
- 発売日: 2006/03
- メディア: 大型本
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