やはり
全面解禁は当面見送り 混合診療で舛添、岸田両氏
2007年12月17日 13時04分舛添要一厚生労働相と岸田文雄規制改革担当相は17日午前、厚労省で会談し、自己負担になる保険外診療と保険診療との併用を認める「混合診療」の全面解禁を当面見送る方針で一致した。これにより、政府の規制改革会議が年内にまとめる第2次答申に「混合診療の原則自由化」は盛り込まれない見通しとなった。
規制改革会議が原則自由化とするよう求めていたのに対し、舛添氏は薬事法で未承認の先進医療は認めないとする2005年6月の厚労省通達を本年度中に見直し、混合診療の適用範囲の拡大に努める考えを表明。岸田氏もこれを受け入れ、安全性に配慮しながら今後も適用拡大を目指すことを確認した。
舛添氏は会談後、記者団に「日本で承認されていない新薬や非常に高度な技術を使ってみたいという患者の要望がかなえられる形にしたい」と強調。岸田氏は「厚労省の努力を評価する。全面解禁については引き続き議論していく」と述べた。
(共同)
やはり混合診療は認めないようですね。一応今後努力をしますということですが、なにかしら条件付でということになるかもしれません。おかしな話だと思うんですよ。例えば歯科において、通常抜歯は保険で勿論できますが、同じ抜歯なのに、矯正治療をするために便宜的に抜歯をする際には保険で抜歯をすることができません。まったく処置に変わりはないのに、目的が矯正というだけでです。インプラントにおいても、抜歯即時インプラントというのがあり、抜歯をしてその場でインプラント処置をする方法がありますが、これもどうやら保険じゃできないらしいです。こちらの抜歯は便宜的ではなく、抜歯するしかないから抜歯をするのに、その場でインプラントを行うので混合診療ということのようです。もし抜歯だけ保険でやって次の日の来院でインプラントなら多分混合にはならないと思います。
何しろ解釈の仕方で微妙に混合かそうではないかが変わりますので、この際はっきりと明文化してもらいたいと思います。ただ前も記載しましたが、混合診療をOKとした場合、今までよりも保険を使用するわけですので必然的に国の医療費が嵩みますから国としては断固として回避したいんでしょう。
難しい問題です。
- 作者: 結城康博
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2006/01/20
- メディア: 新書
- 購入: 2人 クリック: 11回
- この商品を含むブログ (24件) を見る