複雑な心境です
富山県の高岡南高校などで、学習指導要領で必修となっている世界史などの授業を履修させなかったため在校生が卒業できない恐れが出ている問題で、公私立を合わせ少なくとも全国十県の六十五校が必修科目を履修させていないことが二十五日、共同通信の調査で分かった。
一部の高校では卒業までに未履修分を補習するなどの対応を決めているが、受験シーズンを前に高校三年生には大きな負担となる。未履修は指導要領違反に当たるため、文部科学省は同日、全国の都道府県教育委員会に通知を出し、二十七日までに実態報告を求めた。
調査は全国の都道府県教育委員会のほか、公立を中心に各都道府県で大学進学率の高い高校の一部について実施した。
未履修が判明した高校は岩手県の三十校のほか、山形県十二校、福島県十校、福井県五校、青森、栃木の両県が二校、富山、石川、愛媛、宮崎の各県が一校ずつ。
中には数年前から未履修が続いていたり、未履修の卒業生がいたりする高校もあった。
石川県では私立星稜高校で五年前から、一部生徒に世界史などの授業をしていなかったことが判明。同校によると、三年生約六百八十人の全員が卒業に必要な音楽の単位も不足しているという。
福井県では五校で計約七百人の在校生が必修科目を履修していなかった。また岩手県の高校では、実際に行った授業について県教委に報告するが、一部の高校は「虚偽の報告をしていた」と認めたという。
学習指導要領では高校の地理歴史は世界史が必修で、さらに日本史、地理から一科目選択して履修する。未履修校の多くは大学受験対策として生徒が選択した一科目だけを履修させていた。
同様の指導要領違反は一九九九年に熊本、二〇〇一年に広島、〇二年に兵庫の各県でも発覚。このうち兵庫県では全県立高校の三割を超える五十九校で、広島県では十四校で違反が判明し、教育長や校長らが厳重注意などの処分を受けた。
最初このニュースを聞いた際、1校だけかと思っていたんですが、65校とは驚きです。私自身勿論受験をして大学に行き今日に至るわけですが、確かに受験時代文系科目は無駄だと感じておりました。でもね、今現在社会の中にいると、あまり無駄な物はないと思いますよ。やたら詳しくなくても、世界史を知らない社会人ってのは問題ですからね〜 今回対象になっている学校の生徒は不満をぶちまけているようですが、なんか間違っているような気が・・・何のための勉学なのか? 根本的に日本の受験制度がおかしいのかもしれませんね。欧米のように入るのは簡単で出るのが難しいような制度にしたら駄目なんですかね? まぁ自分の学生時代を振り返るとあまり偉そうなことは言えませんが、おかげで卒業後勤務医時代に大分苦労しました(-_-;)
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